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■そもそもUV印刷とは?

 

UV印刷の「UV」は、普段日焼け止めのCMなどで耳にする「UV」と同じものを指します。

UVはultravioletの略で、紫外線の事です。

UV印刷は、紫外線を照射する事で硬化するUVインキを使う印刷方式です。

 

現在主流の油性印刷とは色々と異なる点があります。

弊社では、照射する光源にLEDを使用したLED-UV印刷機を導入しております。

 

 

■LED-UV印刷は従来のUV印刷とどう違うのか?

 

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青くもれている光がUVランプの光

 

UV照射のランプに、LEDを採用しているのが大きな違いです。

 

従来のUVランプに比べ、切り替えが瞬時に可能なので、

すぐにセットアップでき準備時間の短縮に繋がります。

 

LEDのUVランプは寿命が長く消費電力も少ないのですが、

ランプ自体の単価が高いのがネックです。

しかし、消費電力が減ることでランプの交換頻度が少なくなり、

交換時に起こる光量関係トラブルに強いといえます。

 

また、従来のUV印刷では有害なオゾンが発生するため排気ダクトが必要でしたが、

LED-UV印刷では必要ありません。

 

UV印刷全般にいえる事ですが、

機体やユニット等の部品、インキの一つ一つが油性印刷に比べ非常に高価で、

そのあまりの高さ故に普及が遅れているという実態があります。

 

 

■UV印刷と油性印刷とどう使い分けるのか

 

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インキセット、乾燥が遅い用紙には印刷上の注意が書いてあることも

 

先日、お得意先のT様よりご相談をいただきました。

 

「印刷の仕上がりがどのように変わってくるのか」

「油性印刷とUV印刷をどう使い分ければいいのか」といった内容です。

 

弊社では、カラーマッチングをUV印刷でも行っているので、

社内のUV印刷と油性印刷とで色の違いはほぼありません。

また、印刷物の仕上がりをみても、UVインキと油性インキとで差はありません。

強いて言えば、UVインキで印刷をした方がインキ特有の臭いが少ない点くらいです。

 

弊社の工場には、UV印刷機と油性印刷機の両方があります。

通常の印刷物であれば印刷機の混み具合によって仕事を分配しております。

 

しかし中には、「UV印刷の方が向いている仕事」「油性印刷の方が向いている仕事」があります。

見分けるポイントは、主に「1. 用紙の特性」「2. 印刷後の処理」の2点にあります。

 

 

1. 用紙の特性

 

油性印刷だとインキセット・乾燥ともに思わしくない場合、UV印刷を利用します。

例として、よく利用されている株式会社竹尾さんの用紙で見てみましょう。

 

竹尾さんは特殊紙を多く製造しており、

NTラシャ・アラベール・ヴァンヌーボ・ビオトープ等の乾きに時間がかかる紙や、

GAファイル・ヴィンテージゴールド・ハイピカ・オフメタル・NTスフール・サンダースメタリック・プライク・アレザン等のUV印刷推奨紙があります。

 

油性でも印刷可能なものはありますが、

納期や加工の内容によっては、乾燥の遅さが原因でトラブルが発生します。

 

UV印刷は、排紙された時には乾いた(固まった)状態なので、

油性印刷で起こるような乾燥不良のトラブルがありません。

 

上記のような特殊紙・光沢紙や、ユポ等の合成紙に印刷をする際は、UV印刷を多く利用します。

 

 

2. 印刷後の処理

 

どんな柄でも速乾なので乾燥関係の印刷トラブルを防げるUV印刷ですが、

柄と後加工によってはトラブルを招いてしまいます。

 

その際たる例が、UV印刷の「背割れ」問題です。

 

背割れとは…
 
折り加工をした際に、折り目部分の印刷が剥がれてひび割れのようになる現象です。
特に柄の重い(濃度の高い)印刷物に出やすく、
厚手の紙や、紙の目が逆目の場合だと更によく起こります。
折る前にスジ入れをする事で軽減する事はできます。

 

その背割れが、UV印刷だと油性印刷よりも目立ってしまいます。

 

原因はインキ皮膜の硬さにあります。

本来インキ皮膜が硬いのは、耐摩性に優れて丈夫に仕上がるという利点なのですが、

折ったり曲げたりをするとインキが割れて、背割れを起こしてしまいます。

油性印刷のように紙に浸透していないので、余計に目立ってしまいます。

 

その速乾性から万能であるような印象を受けるUV印刷ですが、不向きな仕事もあるということです。

 

 

一方、オフセット印刷で台紙を印刷した後、

オンデマンド印刷で刷り込みをするような場合には断然UV印刷が向いています。

 

従来の油性印刷だとパウダーを使うので、

追い刷りの際にオンデマンド機の出力に影響してしまいます。

 

弊社の場合、機械内部のローラーにパウダーが付着して給紙不良を起こしたり、

トナーがうまく定着しない事がありました。

関連として、ナンバリング印刷などバリアブルな仕事にもUV印刷を多く利用します。

 

※上記はあくまで弊社独自の判断基準ですので、

詳しくは発注先の印刷所様にお問い合わせ頂くことをオススメいたします。

 

 

以上をまとめますと、

通常の用紙では油性印刷もUV印刷も大差がなく、

UV印刷の方が対応できる用紙の幅が広い、ということになります。

 

 

適切な印刷を提案する事で、お得意先様・お客様のトラブル低減に貢献しております。

UV印刷に関する事など、印刷に関わる事なら何でもお気軽にご相談ください。

 

現在、関西圏に留まらず全国からUV印刷に関するお問い合わせを頂いております。

御社の助けとなるようなご提案をいたしますので、ぜひ一度ご連絡ください。

 

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