当記事は、弊社が油性・UVともに対応している特色印刷についてまとめています。

 

弊社は起業以来、色にこだわってオフセット印刷と関わってきました。

色と一口に言っても内容は多岐にわたり、プロセスカラーもあればスポットカラー(特色)もあります。

 

今回は、弊社が得意としているスポットカラー(特色)についてお知らせいたします。

そもそも特色印刷とは?

特色印刷とは、プロセスカラー印刷(CMYK)では出ない(出せない)色を、専用の特色インクを使って印刷することを指します。

 

前述の通り、特色は別名スポットカラーや特練色とも呼ばれます。

特別に調合した色という意味なので、特色印刷で使用するインクは調合済みのものです。

 

印刷の現場では、特色の1色刷りや2色刷り、「プロセスカラー + 特色」などが多く採用されています。

Illustrator・InDesignなどのDTPソフトでもスポットカラーがスウォッチに標準で用意されており、日々多くの特色データが入稿されております。

 

プロセスカラーでデータが作られていても、「実際の刷るのは特色」の場合も多くあります。

指示書などに特に記載がない、色見本がない場合などは、必ず印刷前に確認をさせていただいております。

特色の代表格「DIC」・「PANTONE」

特色には多くの種類がありますが、実際の現場でよく使われている特色は限られています。

DIC(DICグラフィックス株式会社)、PANTONE(パントン=アメリカ本社)の2つのメーカーで、ほぼ全ての仕事を網羅できます。

他にも有名どころだと、東洋インキ株式会社で特色の取り扱いがあります。

 

弊社で受けるお仕事も、特色の色指定はDICカラーガイド色見本帳の中から指定されることが多いです。

(見本帳をお持ちでない方でもDICデジタルカラーガイドのアプリが無料でインストールできますので、お役立て下さい)

金・銀・パールも特色

金・銀・パールなども特色に含まれます。

 

金色と言っても本物の金を使用しているわけではなく、真鍮(銅と亜鉛の合金)の粉を使って金を表現しています。

赤金(赤口)はDIC-619で顔料は銅を多く含んでいます。プロセスで表現する場合はC46 M56 Y72 K0になります。

青金(青口)はDIC-620で顔料は亜鉛を多く含んでいます。プロセスで表現する場合はC51 M52 Y75 K0になります。

 

銀色も本物の銀を使用していなくて、アルミニウムの粉を使っています。

銀色は金色とは違い、1種類しか色がなく(DIC-621)、プロセスで表現する場合はC47 M35 Y36 K0になります。

 

パールは銀のインキに色インキを混ぜ合わせて調色したインキの事です。

DICの599から618の色です。

 

※左がスミベタの上からのせてます。

※金・銀はUV印刷でも対応可能です。

 

いずれも金属の粉を使っていますが、発色は決して良いとは言えず、ピカピカの見た目に仕上げたい際には箔押しをお勧めいたします。

特色や箔押し以外には振り金と言う印刷手法もありますが、最近はそれが出来る印刷屋さんは少なくなっています。

(振り金とはインキを接着剤代わりにして印刷したインキ部分に金属の粉を振りかけて固着させる印刷手法です)

 

 

古くは職人の手作業によって特色インキを調合していましたが、現在では調合機を使うのが主流です。

弊社でも特色インキの調合機(調色名人)を導入しておりますので、再版時の色の誤差を最小限に抑えることが出来ます。

 

各企業様のコーポレートカラーなどは指定色がありますので、サンプルに合わせて慎重にインキを調合します。

色見本はコーティングされた標準紙での発色見本なので、実際には紙の地色を考慮しながら、インキの色味を調整する作業が必要になります。

 

どの色を調合するかによって仕上がりが変わる色があり、それは茶色です。

「黒+赤+黄」で作る場合と「青+赤+黄」で作る場合とで、どちらもインキの段階では同じような色を作ることができるのですが、印刷後の乾いた色を見比べると違った発色になってしまいます。

このように特色インキでは、補色の使い方が非常に重要になってきます。

 

厚紙や薄紙、ユポなど、あらゆる用紙に特色印刷が可能ですので、お困りの際は是非お気軽にご相談下さい。

特色印刷のUV指定も承っております。

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